第29回日本時間生物学会学術大会

The 29th Annual Meeting of the Japanese Society for Chronobiology

プログラム

特別講演1:「カラス百態ーミクロとマクロー」

演者:杉田昭栄(宇都宮大学名誉教授,東都大学教授)

特別講演2:時間生物学メモリアルレクチャー(仮称)

演者:調整中

シンポジウム:次世代若手コロキウム

座長:村中智明(鹿児島大学)、川崎洸司(東京大学)

演者:未定

概要:

これまでの大会では若手が口頭発表をするチャンスが多くはありませんでした。
本大会では、シンポジウムの1枠を「次世代若手コロキウム」とし、ポスター発表者が口頭発表(10-15分)もできる場とします。
発表を希望される方は、 大会参加登録フォーム内の該当する項目にチェックをお願いします。
発表者数が限られますので、希望者多数の場合は、身分・研究分野・男女比を加味して選考いたします。
「若手」は、学生・ポスドク・助教を想定していますが、応募条件は特に設けません。
新しい取り組みのため、至らぬ点もあるかと思いますが、多くのご応募をお待ちしております。

シンポジウム:哺乳類概日時計中枢「視交叉上核」の発見から半世紀で見えてきたもの

座長:小野大輔(名古屋大学)、平野有紗(筑波大学)

演者:

  • Rae Silver (Columbia University)
  • 重吉康史(近畿大学)
  • 池田真行(富山大学)
  • 小野大輔(名古屋大学)
  • 平野有沙(筑波大学)

概要:

1972年に視交叉上核が概日時計の中枢として位置づけられてから、今年で半世紀を迎える。
これまで分子・細胞・個体レベルで、数多くの視交叉上核の研究が進められてきた。
特に計測技術の発展により、視交叉上核の神経細胞そのものの性質や、神経ネットワークの動作原理が明らかにされてきた。
また、近年の細胞機能操作技術の発展により、概日リズムの入出力系を含んだシステムレベルのメカニズムが明らかにされつつある。
本シンポジウムでは、現在視交叉上核研究を展開する先鋭的な研究者を招き、概日リズム研究の過去から現在についてご発表いただく。

シンポジウム:Oscillating Greens:光合成生物の概日リズム研究の今日的展開

座長:岩崎秀雄(早稲田大学)、小山時隆(京都大学)

演者&テーマ:

  • 吉田天士(京都大学農学部) ファージを含む海洋微生物生態系の動的ダイナミクス、日周変動
  • 松尾拓哉(名古屋大学遺伝子) カサノリの概日リズムに関する最近の進捗
  • ポスターからのセレクション
  • ポスターからのセレクション
  • ポスターからのセレクション

概要:

概日リズム現象の発見、光周性の発見、概日時計概念の提唱など、時間生物学はまずもって光合成生物研究に起源を持ちます。今回のシンポジウムでも、時間生物学の新たな展開を見据えた意欲的な試みに焦点を当てたいと考えています。そこでまず、ウィルスを含む海洋微生物生態系の時空間ダイナミクスというスケールの大きな分子生態学研究を主導しておられる吉田天士先生にご登壇頂きます。また、従来の転写翻訳振動モデルに変わる新たな発振パラダイムを、カサノリを用いて模索しておられる松尾拓哉会員にも、最新の進捗を報告していただきます。加えてシアノバクテリアや植物に関して、萌芽的な試みをしておられる若手の研究をポスター演題から数題採択し、ご発表頂く予定です。

シンポジウム:神経発達症と睡眠覚醒リズム

座長:太田英伸(秋田大学)、駒田陽子(東京工業大学)

演者&テーマ:

  • 池田正明(埼玉医科大学) 神経発達症と概日リズム機構(仮)
  • 内匠透(神戸大学大学院医学研究科生理学分野) 神経発達症の脳機能の分子的基盤(仮)
  • 吉村優子(金沢大学人間社会研究域学校教育系) 自閉症スペクトラム児の睡眠問題(仮)
  • 南陽一(東京大学)大規模ヒト睡眠計測で捉える神経発達症の病態(仮)
  • 岡靖哲(愛媛大学)神経発達症(成人・子ども)の睡眠・リズム問題(仮)

概要:

自閉症スペクトラム症(ASD)・注意欠如多動症(ADHD)などの神経発達症では、不眠・過眠などの睡眠・覚醒障害や不登校などの適応障害を併存することが多い。睡眠自体が子どもの発達に重要な役割を果たすことや、睡眠が母子のメンタルヘルスに影響すること、そして就学・就職などの社会適応に影響することから、神経発達症と睡眠・覚醒障害の関係を理解することは重要である。本シンポジウムではこれまで明らかにされている神経発達症と睡眠の関連と病態メカニズムを整理し、今後の研究の方向性について基礎・臨床の両面から時間をとってしっかりと議論したい。

シンポジウム:時間栄養学 ~未来の食スタイルに向けて~

座長:大池秀明(農研機構)、大石勝隆(産総研)

演者&テーマ:

  • 柴田重信(早稲田大学) 時間栄養学の過去から未来へ
  • 安尾しのぶ(九州大学) 食のタイミングと脳機能および食品成分による機能保護
  • 守屋孝洋(奥羽大学) ラクトフェリンによる概日時計への作用
  • 高橋将記(東京工業大学) ヒトの時間栄養学・時間運動学のエビデンスの現状と課題
  • ポスターからのセレクション 若手0~1名

概要:

近年、“時間栄養学”という言葉は学術界のみならず、栄養士や一般市民にまで浸透しつつある。
古典的な栄養学は、身体に必要な栄養素を明らかにする学問であったが、飽食の時代が続き、今では健康になるための食スタイル学が求められている。
食事の量やタイミングは、主に末梢概日時計の調節を介して臓器間ネットワークに影響し、エネルギー代謝や物質代謝、免疫や記憶といった高次機能の制御にまで影響を及ぼす。
本シンポジウムでは、これまでの時間栄養学研究が明らかにしてきたことを簡単にレビューした後、未来の健康科学に向かう最先端の時間栄養学について議論したい。

シンポジウム:時間生物学の多様性

座長(予定):飯郷雅之(宇都宮大学)、吉川朋子(富山大学)

演者&テーマ:

  • 飯郷雅之(宇都宮大学)いろいろな生き物,いろいろなリズム
  • 松本顕(順天堂大学)昆虫におけるオスとメスの時間生物学
  • 吉種光(東京都医学総合研究所)概日時計クオーツ:真核生物でもタンパク質振動子が自律振動する可能性
  • 久本洋子(東京大学)数十年に一度起こるタケ類の一斉開花現象の解明を目指して
  • 岩崎秀雄(早稲田大学)生命美学から見るリズム、音楽

概要:

時間生物学は,生物に内在する体内時計やその表現型であるさまざまなリズムや生物学的タイミングを研究する学問分野である.対象とする生物種は多様であり,かつ,分子レベル,細胞レベルから個体,生態系レベル,さらには付随する生命現象,社会現象に至るまで,多様な研究が展開されている.本シンポジウムでは,時間生物学の持つ多様な側面を捉え,時間生物学の過去・現在を振り返り,未来への礎とするため,様々な種の多様なリズムを取り上げる.また,本学会の初代会長でいらっしゃる千葉喜彦先生が2022年2月にご逝去された.その功績を振り返り,追悼する機会ともしたい.

日程表

未定